「躯体図の納まり」の記事一覧(2 / 3ページ)

周辺地盤と基礎の関係

前回は基礎が床よりも上がってしまう場合について、別のパターンもある、という話をしようとして…

躯体図を作図していて、もし確認が足りなくてミスした際に、どのような問題が起こるかの話をしてしまいました。

長いこと仕事で躯体図を書いていると、結構たくさんの失敗を経験することになります。

こうした失敗の話を書くのはなかなか楽しいんですよね。

まあ失敗をしたその時は、とてもそんな気分じゃないですけど。

私がやらかしてきた失敗については、また後で折を見て書いていくつもりですが、今回は本題に戻って…

基礎のレベルをチェックする際に、どこを見れば良いのかについての話を続けていきましょう。

レベル関係を間違えた場合

現在躯体図を書いている建物のプランによっては、ゾーン毎に床レベルが変わってくる場合があります。

これは割と規模の大きなプロジェクトとか、幾つかの棟に分かれていたりとか、そういう建物に時々見られます。

そんな場合には、地下に埋まるはずの基礎が1階の下がった床よりも出ていないか、良く確認をする必要があります。

それをしないと、後で「床から基礎が飛び出すけど良いの?」って、大工さんとかに言われて気が付くことに。

床仕上レベルが低い場合

オートキャド(AutoCAD)を使って躯体図を、今回の場合で言えば基礎伏図を書く際に気をつけること。

基礎の高さが床よりも高くないか、という割と基本的な要素について今まで色々と考えてきました。

基礎のレベルというのは、工事現場で恐らくかなり序盤に施工をする、杭の施工レベルに大きく関わってきます。

だから、この基礎レベルというのは、工事現場が始まってかなり序盤に検討をしておく必要がある項目なんです。

そういう理由で、という訳でもないのですが、その分だけ話がかなり長くなってしまいましたね。

書くことがたくさんあって…

…という事はつまり、躯体図をまとめる為に考えなければならない項目は、結構たくさんある、ということです。

決して私の話が長いだけじゃなくて。

それでもまだ話は途中で、今までは床の仕上によってコンクリートレベルを下げておくような場合を考えてみました。

今回はその続きとして、もう少し床のコンクリートが下がる要素について考えてみたいと思います。

低い可能性でも検討する

今まで何回かに分けて、仕上げ材の種類によってコンクリートの床レベルを下げておく、という場合について考えてみました。

・床仕上げ材の厚み+施工スペース

・防水をする場合

・OAフロアの場合

後で気がついたらコッソリと追加しておきますが、ザッと思いつく限りはこんな感じだと思います。

今回は基礎がそれに絡まないかを検討する為、ということで話題にしていますが、それ以外でも重要な作業です。

躯体図を書く際には、床仕上げとその為の床下がりの検討は、絶対に必要なことですから。

OAフロアによる床下り

前回は躯体図を書く際に注意する、床が下がる要素の中で「防水をする部屋」について説明をしました。

浴室とか厨房とかは、コンクリートの床を下げておくだけではなく、検討が必要な項目がたくさんあります。

例えば、石やタイルの納まりをどうするのかとか、防水の端部の納まりをどうするのかとか。

タイルの場合は割付の検討などもあって、なかなか施工図としては楽しい部分なんですが、それは仕上図の話。

もちろん躯体図と仕上図はリンクしている必要があるので、知らないでは済まされない項目ではあります。

が、これはもう少し先で説明をしたいと思ってます。

って、いつもそんなような事を書いている気がしますが、早く仕上図の説明をしたいですね。

防水する部屋と床レベル

床仕上げ材の厚みとその仕上材を施工する為のスペースによって、コンクリートの天端レベルを下げておく必要がある。

前回はそんな話をしてみました。

これは躯体図を書く上で非常に重要な要素ですので、しっかりと覚えておくことをお勧めします。

私の経験上、主にエントランスホールなど、パブリックスペースの床に石が貼られる場合が多かったですね。

もちろん建物のグレードにもよりますが…

躯体図を書く際に使う設計図を見れば、どの部屋の床仕上げ材が石なのかとか、石の厚みだとかが記載されています。

なので、施工図側で石やタイルを貼る範囲を考えるのではなく、まずは設計図を読み取って作図していくことになります。

もし範囲が不明確な場合は設計に質問をして決めてもらいましょう。

今回はそんな話の続きとして、床仕上げ材の厚み以外にスラブを下げる要素がある、という話をしていきます。

床仕上材による床下り

前回は様々な条件で、FLよりも床が下がる場合について箇条書きで説明をしていきました。

仕上材によって下がる場合と、仕上のレベルが既に下がっている場合。

コンクリートスラブを下げる必要があるのは、大きく分けて上記の2パターンであることが分かりました。

ただ、前回は簡単な説明しか出来ませんでしたから、今回はそれぞれの項目について細かく説明をしていくつもりです。

躯体図についての説明なのに、仕上工事の話も出てきます。

が、本当の躯体図を書く際には、書く側が仕上工事を良く分かっている必要があるんですね。

だから「躯体図の説明じゃないから飛ばすか…」とか思わずに、そのまま読んで頂ければと思ってます。

仕上工事についての詳しい説明もいずれやっていきたいですけど…まだまだ先の話になりそうですね。

正直、更新のペースをアップするスキルが欲しいです。

という話はさておき、今回は床仕上材によってスラブを下げておく場合について、もう少し詳しく説明をしましょう。

床が下がる要素を考える

私が実際に現場で躯体図を書いている時に、本当にやらかしてしまった失敗の数々…

前回はその中のひとつについて、簡単に話をしてみました。

そういった失敗をたくさん経験して、なおかつまだ見捨てられず施工図を書く仕事が出来ているのは、もしかしたら幸運なのかも知れません。

あまりにも失敗が多い場合は「この仕事に向いてないんじゃないか」と思われても文句は言えませんから。

プロとして躯体図を書いて、それで失敗してなおかつ報酬をもらって生活することが出来ている。

そうして「失敗させてもらえる」というのは本当にありがたいことだ、ということに気づくのに、そう時間はかかりませんでした。

そう思っているので、私は「少なくとも全く同じ種類の失敗だけはしないように」と自分に言い聞かせています。

最初は知らないことによって失敗しますけど、同じ失敗を繰り返すのは本人の怠慢か能力不足によるから。

プロとして、それだけは避けなければと思ったんです。

基礎が床よりも高いと…

基礎のレベルを決める際には、居室の床がどの高さにあるのかを考慮して、そこから飛び出さないように。

それが構造図に記載されているレベルだったとしても、それをそのまま鵜呑みにして躯体図を書くのはダメです。

前回は基礎のレベルを決める際の注意点として、簡単な断面図を交えてそんな説明をしました。

ちなみに…

そうした検討が必要だと私が知ったのは、建築現場で躯体図を書いていて、実際に現場から電話があった時でした。

「下がった床よりも基礎が高いんだけど…」って。

色々と失敗した中でもこれは結構失敗の度合いが高くて、当時はもうそのまま家に帰りたくなったことを良く覚えてます。

さすがに帰ることは出来なくて、もう冷や汗びっしょり状態でした。

基礎と床の関係を考える

躯体図を書いて基礎のレベルを決める為には、最終的な仕上を考慮しておかなければならない。

前回はそんな話をしましたが、概要だけの説明ではあまり上手いこと伝わらないと思います。

今ではそんな説明をしている私も、昔はその意味をまったく理解出来ていませんでしたから。

そして、実際に失敗してみてようやく「そういう事だったのか…」と思うことになります。

でも、その覚え方は正直言ってかなりしんどい方法ですから、ここで理屈だけでも覚えておくことをお勧めします。

ということで、今回からようやくという感じですが、もう少し具体的な話に進んでいこうと思います。

サブコンテンツ

このページの先頭へ