前回は建築施工図を仕事とする為に必要なスキルにはどんなものがあるのか、という事を考えてみました。
建築施工図というのは割と専門的な仕事ですから、やはりそれについての専門的な知識が必要になるのは当然ですよね。
とりあえず理想的な話としては。
■現実はそんなに簡単なのか?
でも現実的な話として、前回挙げたような知識やスキルを最初から全てっている人なんて絶対にいません。
だから、どんなに優秀な人であっても、少しずつ理想の姿に近づけるように努力するしかない。
私は他の業界の事について全然詳しくありませんが、これは多分どんな分野であっても似たようなものだと思います。
簡単に必要なスキルが全て揃うような仕事では、誰でも出来る仕事ということになる訳で、お金的なメリットが全然ないですよね。
専門的な知識と高いスキルが必要な仕事であればある程、それが出来る人の価値は高くなる。
私はそういう仕事の方がいいですね。
■もっとも大事な能力
では、専門的な知識を必要とする建築施工図のプロとしてやっていく為に、もっとも必要な能力は何か?
実際には誰もが実行出来ることなので、「能力」という表現は少し大げさかも知れませんが…
簡単に言ってしまえば「疑問に思ったことをすぐに調べる」ということだと私は思います。
あえて分けて表現すると…
1.仕事をしていく中で出てきた不明点を整理する能力
2.それを調べる能力
3.調べた内容を覚えておく能力
という感じになりますね。
最初は「何が分からないのかすら分からない」状態ですから、不明点を整理するというのは結構難しいです。
が、整理しようとしない限り見えてこないものは確かにあるはずだと私は思ってます。
最初は誰しもが何も分からない状態からスタートする訳です。
でも、疑問に思ったことを整理して一つずつ調べていく人と、何となくスルーしてしまう人とで、同じような成長であるはずがない。
そう思いませんか?
■調べる為のツール
今はネットで大抵の事が調べられますから、疑問に思ったことを調べるルールとしてはやはりネットが一番ですね。
爺くさい表現になってしまいますが、今は何とも便利な時代になったものです。
建築施工図に必要なスキルとして前回書いた専門用語なども、今はたくさんの専門用語辞典サイトがあります。
私の時はまだそれほどネット内のコンテンツが充実してなかったので、専門用語辞典とかの書籍を買った記憶があります。
必要としている専門用語がそこに載っていない場合もあったので、確か3冊くらい持っていましたね。
それが今は「○○とは」とかで検索するだけで、大抵の問題は解決するとは、本当に便利なものです。
まあ専門用語サイトがたくさんある状態が果たして本当に便利なのか、という意見もありますが。
それでも便利であることに違いはないので、使えるものは存分に利用して自分のスキルを高めていくことをお勧めします。