建築施工図とは何か

まずは当サイトのメインテーマである「建築施工図」について、私が知っている範囲で説明していきましょう。

…と思ったけど、まずは一般的にはどんな説明がされているかを調べる為にWikipediaから。



■建築施工図とは(Wikipediaより)

(以下Wikipediaから引用です)

・図面種別

土木分野・建築分野では対象とする構造物が他分野に比べ大きいことから、作図にあたっては小さい縮尺が採用され、用紙サイズも比較的大きなものが使われる。

土木ではA1サイズ以上、建築ではA2サイズ以上の使用例が多い。

土木・建築分野においては、対象とする構造物が一般に個別のオーダーメイドである。

このため、設計段階で描かれた設計図は施工段階で細部を煮詰めたり変更されることが一般的であり、設計図とは別の図面として施工図や詳細図が作成される。

・建築分野における図面

建築分野では、設計段階で細部まで詳細な図面を作図しておらず、施工段階で詳細図面を描きながら施工していく。この図面を施工図と呼ぶ。

設計図 – 事前の見積もり積算、許認可の取得のために、あらかたの大きさや、外観などを書く図面。

施工図 – 実際に施工することになったときに、詳細の収まりを考え平面図、立面図、展開図、天井伏図などとして書く図面

竣工図 – 構造物が完成し、将来の補修などのため完成状態を表す図。施工図と大きく違うことがあっても仕方がない。

(引用ここまで)

Wikipediaは随時更新されていきますので、この引用がいつまでも最新情報とは限りません。

なのでとりあえず「図面」にリンクもしておきますね。

とは言っても、上記の内容が詳しくなることはあっても、内容が大きく変わることは多分ないでしょう。

さすがにWikipediaは便利ですね。もうこのサイトが必要ないんじゃないかとか思ったり…

まあそんなことを言っても始まらないので、とりあずもう少しわかりやすくまとめてみますね。

■建築施工図とは(まとめ)

簡単(+強引)にまとめると、設計図では表現しきれない部分を施工図で…、という感じです。

なので、何もないところから建物の形を考えたりする訳ではありません。

それは設計図の役目なんです。

このあたりが誤解を招きやすい部分で、一般的には「建築系の図面=設計図」というイメージが何となくあるようです。

今まで「施工図やってます」と言うと、「え?」というような返しがほとんどだった気がします。

そしてメーカーのウェブサイトに登録する時にも、職業の欄には施工図の欄がなく、図面系では設計しか選べないことが多い…

まあ良いんですけど、とりあえず建築施工図というのはあまりメジャーな職種ではないようです。

と、微妙に話がそれてしまいましたが、建築施工図という図面を知るには以下ポイントを押さえておきましょう。

1.設計図をベースにした図面である(設計図ではない)

2.建設現場で実際に使う図面である

実際に「施工」で使う図面だから「施工図」という訳です。

上記Wikipediaの引用にもありますが、設計図と施工図は全然別のものであり、作図するのも別のセクションになります。

これは設計図と施工図の項目で詳しく説明しますので、ここでは「設計図と施工図は違うんだ…」くらいのイメージでいきましょう。

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