躯体図の描き方

躯体図に関する知識と具体的な作図方法を解説します

S造のイメージ

RC造とS造の柱について

基礎の上に立つ柱がどんな納まりになるかは、建物がどんな構造なのかによって変わってくる。 躯体図を書くにあたり、まずは建物の構造を確認しておきましょう、というような話を前回はしました。 本当は建物の構造というのは、ここまで […]
建物の構造がRC造かS造かもしくはSRC造かを確認

基礎伏図と建物の構造

今まで説明してきた項目を検討すると、基礎のレベルが大体固まってくることになります。 構造図に表現されている基礎のレベルが、仕上や外構などを考慮しても、問題なく納まっている。 これが確認出来れば、あとは躯体図として決められ […]
時には注意書きが必要になる場面も

支持層についての逃げ

躯体図を書く手順として、杭伏図の杭天端レベルを確認するところまで話が進んで来ました。 杭の天端レベルを決める為の要素は基礎のレベルであり、基礎のレベルは設計図通りではなく、仕上を考慮して確認をすること。 これを守れば、杭 […]
杭の位置とレベルを検討して記入していく

杭の入力とレベルの検討

今までの説明でどこまで進んだかを思い返してみると…以下のポイントまでしか説明出来ていません。 ・通り芯の入力 ・基礎の入力 ・基礎のレベルをチェック 説明しようと思っていることを全部書くには、一体どれだけの長さになってい […]
建物の周辺レベルは割と厳密に計画されている

周辺地盤と基礎の関係

前回は基礎が床よりも上がってしまう場合について、別のパターンもある、という話をしようとして… 躯体図を作図していて、もし確認が足りなくてミスした際に、どのような問題が起こるかの話をしてしまいました。 長いこと仕事で躯体図 […]
検討をミスるとどうにもならない場合も

レベル関係を間違えた場合

現在躯体図を書いている建物のプランによっては、ゾーン毎に床レベルが変わってくる場合があります。 これは割と規模の大きなプロジェクトとか、幾つかの棟に分かれていたりとか、そういう建物に時々見られます。 そんな場合には、地下 […]
元々高低差のある計画の場合も結構ある

床仕上レベルが低い場合

オートキャド(AutoCAD)を使って躯体図を、今回の場合で言えば基礎伏図を書く際に気をつけること。 基礎の高さが床よりも高くないか、という割と基本的な要素について今まで色々と考えてきました。 基礎のレベルというのは、工 […]
マンションはスラブを下げておく場合がほとんど

低い可能性でも検討する

今まで何回かに分けて、仕上げ材の種類によってコンクリートの床レベルを下げておく、という場合について考えてみました。 ・床仕上げ材の厚み+施工スペース ・防水をする場合 ・OAフロアの場合 後で気がついたらコッソリと追加し […]
OAフロアのイメージ

OAフロアによる床下り

前回は躯体図を書く際に注意する、床が下がる要素の中で「防水をする部屋」について説明をしました。 浴室とか厨房とかは、コンクリートの床を下げておくだけではなく、検討が必要な項目がたくさんあります。 例えば、石やタイルの納ま […]
浴室断面図の一例

防水する部屋と床レベル

床仕上げ材の厚みとその仕上材を施工する為のスペースによって、コンクリートの天端レベルを下げておく必要がある。 前回はそんな話をしてみました。 これは躯体図を書く上で非常に重要な要素ですので、しっかりと覚えておくことをお勧 […]