躯体図の書き方を説明ということで、まずは基礎伏図の図手順について色々と書いてきました。
手順については大まかに説明をすることが出来ましたので、ここでひとまずまとめてみようかと思っています。
少しずつ説明をしていると、段々説明のポイントがずれていったり、結論をずいぶん後に書いたり、色々と分かりにくい部分が出てきます。
そんな訳で…
どんな資料を見るとか、どんな部分に気をつけるとか、そういう話は抜きにして、作図の順番だけをまとめます。


■手順のまとめ
躯体図を書く為の手順をこれから箇条書きにしていきますが、基本的に作図の手順は私が考えている順番です。
これを厳守しなくても、最終的に必要な情報が盛り込まれていれば、それで問題ないということだけ先に書いておきます。
手順はあくまでも参考程度ですが、書いてある項目を躯体図に盛り込まないという選択肢はないので、そこだけ注意してください。
1.通り芯を入力
2.基礎を入力
3.杭を入力
4.柱を入力
5.地中梁の大梁を入力
6.地中梁の小梁を入力
7.ピットと埋め戻しの区分を確認
8.ピットの床を入力
9.釜場を入力
10.釜場に向かう水勾配を入力(あり・なしを含めて)
11.上部床点検口を入力(位置の検討も含めて)
12.タラップを入力
13.人通口を入力
14.連通管・通気管を入力
15.設備スリーブを入力(設備からデータもらう)
16.図面を印刷
17.内容・符号・寸法のチェック
18.完成
こんな感じですね。
箇条書きにするとなんだかとってもシンプルな手順になってしまいますが、実際にやるべき事はたくさんあります。
また、単に「地中梁の入力」と言っても、地中梁の位置を決める為に考えるべき事は結構あるんです。
難しいからこそプロとしての腕が問われる訳で、もし簡単だったら、職業として成り立たないですからね。
という訳で、この後はそんな「躯体図を書くにあたって検討しなければならないこと」について書いていこうと思ってます。